パチスロの機械割を理解してみる
パチスロにおける機械割とは
例えば、適当な日に適当な店へ行き適当なスロット台に座ってしばらく打ってみるとします。さぁ結果はどうなるでしょうか?
実際にやってみれば分かりますが、結果は勝ったり負けたりとなるはずです。必勝でないことはもちろん、必敗ともならないのです。
よく「あの店はボッタクリだ!」とか「あそこに行くと毎回負ける!」と主張する輩がいますが、パチスロにおいてそんなに負けが膨らむことはありません。
ちなみにパチンコは別です。あちらは釘調整次第でどこまでも負けられます。
パチスロで勝つか負けるかは全て機械割で決まっています。機械割とは簡単に言うとIN枚数に対するOUT枚数の割合です。
例えばある台を1000ゲーム回したとします。1ゲーム当たり3枚のメダルが必要になるので、IN枚数の合計は3×1000=3000枚。
その途中で小役やボーナスによる払い出し(OUT)がありました。1000ゲーム時点でのOUT枚数の合計は2850枚でした。
この場合、単純な差枚が-150枚となり3000円負け(等価)です。機械割に換算すると2850÷3000×100=95
つまり機械割95%の結果となります。
では同じように機械割別に1000ゲーム回した時の差枚を計算してみます。
・機械割95%
3000(IN)×0.95=2850 -150枚 -3000円
・機械割100%
3000(IN)×1.00=3000 ±0枚 ±0円
・機械割105%
3000(IN)×1.05=3150 +150枚 +3000円
機械割に対するイメージができたところで、現在のホールの主要機種であるマイジャグラーⅣとⅤの設定別機械割を見てみます。
ここで注目したいのは設定1の機械割です。
ちなみにマイジャグラーⅣの設定1で95.7%という機械割はかなり辛い(低い)です。2022年2月からスロットは6号機に完全移行するのですが、現行6号機の設定1で最も辛い部類でも機械割は96%です。
つまり、先ほどの計算式と合わせて考えた場合、現行スロット台の設定1を1000ゲーム回した負け額は3000円以下、半日回したとしても1万円程度なのです。
いやいや、半日で1万円とか無いから。普通に5万円とか負けるし。
そうなんです。実際にホールのデータを見れば分かりますが、半日で5万円、あるいはそれ以上負けることなんてざらにあります。
ここからが特に重要なのですが、機械割とはあくまで目安であり、短期間での実際の結果は相当にブレるわけです。
短期間では設定1で5万負けることも、5万勝つことも普通にあります。しかし長ー----い目で見た時に、機械割の数値に落ち着く(可能性が高い)ということなのです。
このことをきちんと理解していない人は絶対に勝ち続けることはできません。たまたま勝ちが続くことはあれど、機械割マイナスの台を回す回数が増えるほど、安定して負けていきます。
ここまでで勝ち方の答えはほぼ出ていますが、次回は機械割を理解した上でのスロットの勝ち方について考えていきます。